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(回答先: 政治が今ほどウエイトを持たない生存様式 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 29 日 16:21:05)
あっしら様へ
『十八史略』の「鼓腹撃壌」より-----
理想の帝王とされる堯帝が,50年の治世の実態を確かめたいと,変装して街に出てみたところ,
ひとりの老人が何かを食べながら満腹になった腹をポンポンと叩き,撃壌[壌(きごま)を打
ちつけて勝負を競う遊戯のよし]遊びに興じながら,「わしらは日が出れば野良に出,日が暮
れれば帰って寝る.水は井戸を掘って飲めばよし,食い物は田畑を耕して作ればよい.天子な
どわしらにとってはいてもいなくともよいもの」と高らかに唄っていた.これを聞いた帝は,
うむ,これでよし,これこそ自分の考えていた無為の政治の極致だとうなずき,これより鼓腹
撃壌は天下泰平の意となったよし.
帝力何有於我哉=「帝力(=政治、統治権力)いずくんぞ我にあらんや」で自分の職業、家庭生活、地域活動にいそしめるのが理想なんでしょうかね。