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(回答先: 【地震の影響】女川原発:原子炉冷却水漏れ 微量の放射能含む [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 5 月 27 日 21:34:40)
三菱重工業は21日、関西電力、九州電力と共同で、22日から両社の原子力発電所を動かす2次冷却水の循環ポンプの台板の調査を始めると発表した。同社高砂製作所の発注先の兵庫県内の下請けの機械加工メーカーの溶接工だった元従業員が、「手抜き工事をした」と告発する手紙を同社に送ったため。
記者会見した同製作所経営管理統括部長らによると、元従業員から昨年4月と今年4〜5月に計4回、同社社長や同製作所長あてに投書が届いた。それによると、89〜95年の間、三菱重工が受注したポンプ台板の溶接工事で、下請け会社の指示で溶接部に鉄筋を入れたり、設計図より溶接部分を短くしたりする「手抜き工事」を行ったという。
手紙の内容に合致する設備は関西電力大飯3・4号(福井県)、九州電力玄海3・4号(佐賀県)、四国電力伊方3号(愛媛県)の計15台の主給水ポンプ台。四国電力の分については、電力会社側ですでに点検を終えている。
三菱重工は今月初旬、実際に溶接部分を短くしたケースをシミュレーションして強度をチェックするとともに、下請け会社の経営者や同僚ら6人に事情を聴いたが、「そのような事実はない」との答えだった。
手紙には、下請け会社の経営者から元従業員に対して4000万円を払うよう、三菱重工に口添えしてほしいとも書かれていた。経営者と元従業員との間に金銭貸借にかかわるトラブルもあった、という。最後に来た投書に電力会社にも連絡すると書かれていたため、三菱重工は16日以降に関係する電力会社に報告した。
元従業員は84〜02年3月までこの会社に勤務した。三菱重工とこの会社は30年以上の取引関係があるという。 (05/21 22:17)
http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY200305210302.html