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(回答先: 2チャンネラーは出て行ってよ 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2003 年 5 月 19 日 16:15:58)
議論版の少し下に書かれてある「茶髪若者」は短気で思考力・理解力がない。という意見はステレオフォニックな見方ではないか疑問も出発点としながら、少し書いてみます。
古い話ですが、かつて「2・26事件」で、短気で思考力のない「問答無用」な相手に対する理解力を示して軍事クーデターを行なった若者は、風俗的に「乱れた」若者達だったでしょうか?その後の非人間的な暴力の歴史を生み出した者達は風俗的に乱れた若者達だったでしょうか?(その当時の小説家(太宰治など)の読み物を以前読んでいた中に、「戦時中は泥棒もなく女性が夜道を一人で歩いても大丈夫であった」という記述があったことを覚えています。)風俗が混乱を極めたのは終戦直後のほうだったのではないですか?あまり歴史に詳細ではないので、フォローがあれば。
自らのアイデンティティー・人格形成やその「土台」となる経済基盤を失っていく(踏み潰されていく)中で、青臭い「正当性」や「まともっぽさ」を求める形で、所謂暴力的・偏執的ナショナリズムは形成されていくのではないでしょうか?
2ちゃんの中にその様子を垣間見ることが出来るので、あのサイトにはそういう視点か、もっと注意を向けられたほうが宜しいかと思います。つまり好き嫌いは別として、そういう場がそこに「ある」のだ−ということを受け止めないと、その背景や物事自体が見えなくなるではないかとも思うのです。
韓国・北朝鮮・中国をはじめ、アジアねたのやり取りを見ていると、その匿名性(無名の大衆性の一部)によって、極めて暴力的で偏執で無責任な思考のドグマが、尻までさらけ出されているようにも思います。あそこには。
短絡的なもの無気力なもの無責任なものとの葛藤無しに、人間的な思考と行動の営みの道を探り続けることは不可能かと思いますが、いかがでしょうか。