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(回答先: 東アジアの安定のために中国は分権化進めよ 投稿者 スパルタクス 日時 2003 年 5 月 12 日 23:03:11)
日本の報道機関は最近まで、経済発展の中国の姿しか報道しなかった、というか日中記者協定という片務協定でできなかった。中国の真実を報道したら中国政府の報復で記者が追放されたり、中国支局閉鎖の可能性もある。しかしさすがにロイター北京支局の爆弾男立てこもり事件やSARSでの中国政府の理不尽な報道統制が蔓延を増長させたりして、世界中で中国の情報隠しの体質に非難が向けられてきた。
SARSに関して、報道統制を行なっていたのに急に情報開示を行なっても民衆は高圧的な政府発表を信用せず、かえって疑心暗鬼となってしまい、病気の蔓延を防ぐための隔離センターへの破壊活動さえ起こっている。これは今までの情報統制がもたらした皮肉な結果といえよう。
共産党幹部や軍、警察の汚職、そしてリストラによる失業率増大による生活不安、そして貧富の差の拡大によって高圧釜の如く民衆の政府への不満が高まっており、毎日のようにデモと暴動が起こっている。折角の経済成長も、それを享受できるのは人口の一割強しかおらず、農民戸籍の人々は過酷な重税の取立てで自殺者も多発しているのだ。
さらにおそろしいのはSARSがデモやテロを引き起こした場合、全国各地で広範囲多地域で暴動がおこれば、ただの暴動ではなくまさに住民蜂起の様相ともなりかねない。そうなれば人民解放軍が人民に武器を向けて鎮圧するしかなくなり、国家レベルの戒厳令になりかねない。
共産党の腐敗が存在するなかで住民の暴発が同時に起これば、民衆は共産党という名ばかりの共産主義で、実は封建主義時代の如く特権者階級による専制政治の正当性をみとめず中国は混乱と流血の惨禍に陥る。
中国が内乱の危機があるとき、その矛先を日本や台湾に向けて国内に向けさせないような方針をとるものと思われる。日中戦争とはなるまいとは思うが、現在中国には東風ミサイルに搭載された核弾頭24発が日本の主要都市を狙っており、世界初の被爆地の広島さえその標的になっていることを日本人は知っておくべきである。そのような国に数兆円にもなるODAを与えるということは、間接的に中国の軍事力増強をたすけることとなるのだから、日本人を殺す武器を作る金を日本人が与えていると認識すべきだ。