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(回答先: Re: 異質のものを比較するなら「資本効率」で比較します 投稿者 なんだかなぁ? 日時 2003 年 4 月 28 日 18:36:42)
「なんだかなぁ?」さん、こんばんわ。
>あっしら氏の生産性の定義によれば、
>伝票だけ通して、投下する労働量がゼロなら生産性は無限大?ということにはならない?
企業経営そのものの話ではないので、「伝票だけ通して、投下する労働量がゼロなら」ということはありません。
もちろん、伝票のありなしに関わらず、投下する労働量がゼロで使用価値を持ち売れる財を生産できる経済主体の生産性は無限大です。
しかし、すべての経済主体が投下労働量ゼロで財を生産できるようになれば、雇用される人がいなくなるということですから、その財を購入できる人は極めて限られてしまう事態に陥り、たいした利益を得ることはできなくなります。
現実の近代世界は、それまでの歴史に較べて生産性が急ピッチで上昇してきましたから、「投下労働量ゼロで財を生産できる」方向に向かっているとも言えます。
そして、それが「デフレ不況」の大きな要因でもあります。
※ 参照書き込み
『“供給=需要”は「近代経済システム」を考察する根幹』
( http://www.asyura.com/2002/hasan15/msg/1173.html )
『“デフレ”は「近代経済システム」が根っことして抱えている“宿痾” − 不良債権処理や金融緩和政策でデフレは解消できない −』
( http://www.asyura.com/2002/hasan15/msg/695.html )