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ぼうじぼったれ
そう声をだしながら、わたしどもはワラでつくったぼうじを農家の庭に叩くのです。
ぼうじは柔らかいワラの叩き棒だったのです。
おそらく魔よけだったのです。
秋まつりの子供行事でした。
ある日、村の小学校。
先生は告知しました。
ぼうじぼったれは禁止する。
理由は子供が村人からお金をもらうからだ。
わたしどもはぼうじぼったれで
村人から小遣いをもらっておりました。
こうして村の子供行事はなくなりました。
ぼうじぼったれ
わたしは頭をたたかれていた。
起きる。
パソコンのとなりに黒い子供がいた。
両膝を両手でかかえ座っていた。
誰
神隠しにあった、まさちゃんだった。
どうして神社から途中で帰ったの?
まさちゃんは質問する。
おら、夕飯の準備があったんだ、まさちゃん。
母ちゃんが工場から帰ってくる前に
夕飯つくっておくのが
おらの役目だったんだ、まさちゃん。
黒い子供は消えておりました。
蛇が天井から何匹も降ってきました。
あぎゃあああ〜
おらは叫び声をあげました。
その声で目覚めました。
夢の夢をみたのでした。
はあ〜とためいきをつきました。
アパートの外は五月雨です。窓は暗黒。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/8479/