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完全禁煙、外食で広がる 健康増進法施行で30社調査
たばこの煙を周りの人が吸い込む被害の防止を求める健康増進法が1日施行されたのを機に、外食業界でも対応策が広がってきた。日経MJの調査によると、定食店チェーンの大戸屋は6月から全店を完全禁煙とするほか、吉野家ディー・アンド・ シーも終日禁煙の全店移行を検討中。もっとも、グループ客の多い居酒屋チェーンなど対応に苦慮する例も多い。
日経MJでは5月7、8日、主要外食企業30社に健康増進法施行に伴う対応策に関するアンケート調査を実施、27社から回答を得た。
新たな対応策を採った企業は5社。回転ずしチェーンの大半は既に客席を禁煙にしているが、カッパ・クリエイトは本部から各店舗に、待合スペースも含め店内全体を完全禁煙にするよう指示した。ジョナサンも待合室の灰皿を撤去。壱番屋は全面禁煙の対象店舗を拡大、モスフードサービスは分煙の店舗数を増やした。
以前からファミリーレストランや喫茶チェーンでは禁煙席を設け、分煙を進める企業は多い。今回の調査でも16社(一部重複回答含む)が「非喫煙者への配慮は既に実施済みで、特に実施せず」と回答した。すでに松 屋フーズ、リンガーハット、スターバックスコーヒージャパンは全店で完全禁煙にしている。
実施している対策を強化したり、新たな対応を検討・準備中である企業が13社(同)あった。店舗や時間ごとに一部分煙に取り組んでいる大戸屋は「以前から女性を中心に要望が強くあった」ため、全店舗で終日禁煙に移行する。
吉野家もすでに西日本で導入済みの終日禁煙を年内にも全国に広げる。デニーズは禁煙時間の設定を検討中。ドトールコーヒーは7月、厚生労働省が入居する合同庁舎ビル内に、同社初の全面禁煙店舗を開業する。
ただ、居酒屋チェーンの大半は「完全禁煙の導入は運用上、難しい」と話す。団体・グループ客が多い居酒屋にとって、喫煙者と非喫煙者を分ける分煙もあまり進んでいないのが現状だ。
分煙席を設けている店も、現状ではワタミフードサービスなどごく一部にとどまっている。もっとも「分煙の要望は増えている」(つぼ八)といい、今後対応を迫られる店が増えそうだ。
回答企業一覧 すかいらーく、ロイヤル、デニーズジャパン、ジョナサン、サイゼリヤ、モンテローザ、つぼ八、村さ来本社、ワタミフードサービス、コロワイド、リンガーハット、ハイデイ日高、スターバックスコーヒージャパン、ドトールコーヒー、タリーズコーヒージャパン、シャノアール、珈琲館、日本マクドナルド、モスフードサービス、ロッテリア、吉野家ディー・アンド・シー、松屋フーズ、カッパ・クリエイト、元気寿司、くらコーポレーション、壱番屋、大戸屋(順不同)
吉野家ディー・アンド・シー
年内にも全店完全禁煙にする方針(西日本の店舗は既に実施)
ジョナサン
待合室の灰皿を全店で撤去。禁煙席スペースの拡大も検討
大戸屋
6月メドに全店完全禁煙に
モスフードサービス
分煙店舗を拡大
カッパ・クリエイト
待合室含め全店を完全禁煙にする方針
くらコーポレーション
喫煙可だった待合室にも禁煙時間の導入検討(食事席はすでに完全禁煙)
元気寿司
待合室を含め完全禁煙を検討(食事席はすでに完全禁煙)
壱番屋
完全禁煙の店舗を拡大
つぼ八
分煙を検討
[2003年5月13日/日経MJ]
http://www.nikkei.co.jp/weekend/news/03051622051622413100.html