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05/03 12:10 京大原子炉、運転休止へ 使用済み燃料の処理困難 社会507
京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)の研究用原子炉が使用済み
燃料の処理が困難なことなどから、二○○六年三月で運転を一時休
止することが三日、分かった。核エネルギーや中性子の利用研究を
目的とした大学の原子炉は京大のほか、東大や近畿大など国内に計
五基あり、立教大は既に解体を決めている。
原子炉実験所によると、京大の原子炉は熱出力五千キロワットで
五基の中では最大規模。一九六三年に設置され、全国の大学などの
共同利用施設として年間千三百―千五百時間稼働している。
燃料は八○年前後に米国から輸入した高濃縮ウランを使い、米側
が回収してきたが、米側は○六年六月以降の使用分は回収しないと
通告。京大は米側と協議し、同年三月までに在庫を使い切ることを
決めた。
その後、別の燃料を使っても処理のめどが立たず、国の安全審査
や地元住民の了解を得る手続きなどに時間がかかるため、運転休止
が確定した。
同実験所関係者は「使用している燃料は現在一般的なものよりも
かなり高濃度なので、米側は回収を急いでいるのではないか」とみ
ている。
また同実験所の代谷誠治所長は「全国の共同利用者から存続を求
める要望があり、問題が解決できれば運転を続けたい」と話してい
る。
(了) 030503 1209
[2003-05-03-12:10]
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