現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ25 > 803.html ★阿修羅♪ |
|
広島における暴力団排除と警備業法の改正
(社)全国警備業協会機関紙「Security Time」
警備業の業界組織である(社)全国警備業協会は、その機関紙「セキュリティタイム」4月号において、
警備業は国民の身体、財産を守り、犯罪に強い社会を構築するという重大な使命を担っているが、(中略)広島県では悪質、巧妙な手口で暴力団が業界に進出、勢力を伸ばし、適正な警備業務を妨害する動きが目立っていた。と報じています。
わが国の警備業は、東京オリンピックや万国博覧会の開催を契機として業として確立され、その後急激に拡大して、今や日常生活のあらゆる場所で警備員の姿を見るようになっているが、その業界にも暴力団が進出しているようだ。
今のところは、これらの動きは「しのぎ」の一部としての進出のようだが、警備業が安全産業として位置づけられていることを考えると、治安上放置できない事柄だと考えます。
わが国の暴力組織は、敗戦直後の混乱期における第三国人の犯罪集団に係るものが多く、わが国に対する北朝鮮の経済侵奪システムの一部をなしているといわれています。
一部は右翼を名乗るなど非常にわかり難い様相を呈していますが、麻薬の密輸・密売や武器類の密輸などにより外国勢力との間に密接な関係があることは想像に難くありません。
北朝鮮や中国の影響を強く受けている暴力団は、われわれの周辺に深く根付いて存在していますが、このような環境で北朝鮮とことを構えなければならないのは非常に厄介です。自分たちの周辺を改めて点検し、外国の手先・暴力団を早く撲滅するようにしたいものです。
長くなりますが、記事の一部を引用します。
1.はじめに
広島県内の暴力団と県民による暴力追放の戦いは幾多の歴史を経て現在を迎えてい
るが、最近になって、県公安委員会の認定業者である警備会社に暴力団の触手が伸び
てきている状況が出てきた。
平成13年7月時点で見ると、県内警備会社310社のうち、相当数の企業が暴力
団の傘下となりかねない動きが出てきたことから、広島県警備業協会は総力を挙げて
その対策に乗り出し、広島県警察に強力な取締りを求めるとともに、全警協に対して
法制面での根本的対策を要請した。その結果県警の徹底した取締りにより、暴力団ダ
ミー会社は消滅、関連建設会社は倒産するとともに、平成14年11月成立、平成1
5年3月31日施行の警備業法の一部改正において、警備業者及び警備員の要件とし
て、暴力団員が役員になっていなくても黒幕的存在である者を欠格事由として規定す
るなど、詳細な暴力団排除規定が定められることとなった。
2.広島県における暴力団の概況
(1)広島市内の戦前からのヤクザ組織は、原爆によって消滅したが、戦後軍都広島
には膨大な軍需物資が山積みされ、それらを狙う悪徳ブローカー、チンピラ、愚連
隊が次第に組織化し、終戦の混乱の中で生んだ的屋、博徒等の組織との間で血なま
ぐさい抗争を繰り返した。
昭和21年から34年にかけて第一次広島抗争、昭和38年から39年にかけての第二次
広島抗争、昭和44年から46年にかけての第三次広島抗争など、映画においても「仁
義なき戦い」として喧伝されているところである。
広島における暴力団は、第三次抗争事件を経て次第に現在の姿となったが、県警
の調べによると、平成12年末で三つの指定暴力団(共政会、侠道会、浅野組)を中
心に約1,200人となっている。
(2)平成4年3月、いわゆるいわゆる暴力団対策法が施行されて以来、指定された暴
力団は、表面的には自粛しているように見えるが、一方益々悪質、巧妙且つ潜在化
し、企業活動や民事介入暴力等の新たな資金源活動を展開するようになってきてい
る。警備業との関連においては、次のような手口で暴力団の進出が図られようとし
ている。
@ダミーの人物に警備業を営ませる。
暴力団の構成員として警察の認定を受けた者は警備業を営めないことは、法の
規定するところであることから、警察官OB等暴力団とはまったく関係のない人
物をダミーに警備会社を営ませ、裏で実質的な支配をする。そして獲得した利益
は暴力団の資金源とする。
A建設会社に圧力を加え、現場の警備に暴力団関連の警備会社を指名させる。
暴力団が建設会社に圧力を加え、工事現場での交通誘導等の警備に暴力団関連の
警備会社を独占的に指名させ、実質的には、他の警備会社を下請けさせ、サヤを
稼ぐ方法がとられる。このサヤの大部分は暴力団が上納させているものと推定さ
れる。
B警備業協同組合の悪用
暴力団関連会社が中心となって警備業協同組合を結成し、ほぼ独占的に建設会社
で共同受注する。このことによって、協同組合に加入していない他の警備会社を
排除するとともに、傘下の警備会社は暴力団関連会社の下請けとなる。
(以下省略)