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太田龍の時事寸評:米国政府は五キロトン以下の超小型核兵器の製造に着手する計画[週刊日本新聞]【核使用の日常化という恐怖】
http://www.asyura.com/0304/bd25/msg/696.html
投稿者 赤い瞳 日時 2003 年 4 月 21 日 16:08:34:GayVI8sFc3nbY

米国政府は五キロトン以下の超小型核兵器の
 製造に着手する、計画、と。
【核使用が日常的なものとなるという恐怖】
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/

投稿 平成15年04月20日22時50分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)四月二十日(日)
(第五百五十三回)

○東京新聞、平成十五年四月二十日号、一頁、三十一頁。

○ここに、米国ワシントンDC発、共同通信の記事あり。
 ブッシュ米政権が、爆発力五キロトン以下の小型(と言うより
 も、超小型)核兵器開発に乗り出す、しかし、野党米民主党
 は強く反対して居ると。

○広島の平和団体は、
 「怒り超え絶望的」
 「ブッシュ政権は血迷っている」
 「絶対許すことはできない」と。

○この問題については、
 「EIR」誌、二〇〇三年三月七日号、六十四頁以下、
 ジェフリー・スタインバーグの「核第一撃計画」、についての
 記事を、当「時事寸評」は、既に紹介して置いた。

○「もはや、核兵器の第一撃(先制)使用は、タブーではなくなって
 居る。もはや、米国が核兵器を所有して居ない国家に対して核
 兵器を使用することを抑止するものは何もない。この狂気が阻
 止されない限り」(前出、六十四頁)

○二〇〇三年八月、米国、オマハの戦略司令部に於いて、小型
 (超小型)核兵器の製作と使用に関する計画を策定する会議が
 開催される、と言う、この件については、既報した。

○ここで問題とされて居る、五キロトン(五〇〇〇トン)以下の
 核兵器とは何のことか。

○これは、かって、戦略核兵器に対して、戦術核兵器、と称さ
 れた小型核兵器、とも違う。
 ずっと、小型、超小型。

○これは、むしろ核爆薬、とも言える。

○米国が、核兵器を持たない小国に対して、小型核兵器を使用する
 ことは、これは、もはや、「戦争」とは言えない。

○これは、一方的な殺戮であり、虐殺、であり、ホロコーストで
 あろう。

○一四九二年、ヨーロッパはアメリカ、北米、中南米に対して、侵略
 を開始した。そしてそれから三、四百年。

○銃を持ったヨーロッパの軍隊は、銃を持たないアメリカ、アフリカ、
 そして東南アジアの諸民族を、一方的に皆殺しにした。

○十九世紀、英軍は、最新式の機関銃隊を以って、エジプト軍精鋭
 数万人を一挙に皆殺しにした。
 このとき、英軍の死傷者はゼロに近い。

○今、米英イスラエルを中核とするユダヤイルミナティ世界国家、
 世界軍は、ハイテク軍事力を以って、世界戦争を開始した。

○この世界戦争で勝利するためには、イルミナティ陣営としては、
 核兵器の使用を必須とする。

○五キロトン以下の超小型レベルの核兵器から、メガトン級の大型
 戦略核兵器まで。

○もちろん、ここで、イルミナティ世界権力は、ロシアは既に張子
 の虎と化した、と前提して居る。

○本当にその前提は正しいのか。

 (了)

●[注]

 米軍の定義では、
 マイクロ・ヌークは十トン
 ミニ・ヌークは、百トン、
 タイニー・ヌークは、一キロトン(一千トン)の核兵器を言う。

 なお、この場合の「トン」とは、通常の爆薬の爆発エネルギー
 に相当する。
 つまり、一キロトン(一千トン)の核兵器とは、通常の爆薬
 一千トンの爆発エネルギーにひとしい爆発力のある核兵器、
 のこと。
 (「EIR」二〇〇三年三月七日号、六十七頁)

http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/ryu.cgi

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