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家畜人ヤプーの群れ現代日本の羊人間の群れが、
ゴア・ヴィダルを無視する、この無惨なていたらく。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
(アメリカンドリームの腐食ー恒久平和のための恒久的戦争。)
【この方は存じ上げませんでした。情けなく思います。】
投稿 平成15年04月07日23時44分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)四月七日(月)
(第五百四十回)
○現代の日本人が、ゴア・ヴィダル(Gore Vidal)に、まるで関心
がない、のは何故か。
○ゴア・ヴィダル(一九二五 −)は、米国の代表的作家、評論家、
思想家の一人である。
○しかし、アメリカかぶれの白痴化された一億二千万頭の日本人
羊人間家畜人ヤプーの群れの視界には、ゴア・ヴィダルは全く
入らない。
○オーストラリアのSBSテレビは、三月十二日、ゴア・ヴィダル
とのインタビュー(マーク・デービスによる)を放映した。
○その記録が、米国のインターネットホームページ、「カウンター
パンチ」に収録されて居る
http://www.counterpunch.org/Vidal03142003.htm
○ゴア・ヴィダル。アメリカンドリームの腐食(Erosion)。
「アメリカのアメリカ以外の他のすべてに敵対する、この戦争に
反対して行動する時が来た」、とゴア・ヴィダルは発言する。
○ゴア・ヴィダルは一九二五年生まれ、と言うから、今、七十八歳。
○マーク・デービスは問う。
一九五〇年代のアメリカの反動化に対して、ゴア・ヴィダル、
ノーマン・メイラー、アーサー・ミラーが立ち上がってそれに、
反対し、それを批判しました。
今、アメリカの若いヴィダル、若いメーラー、若いミラーはどこに
居るのでしょう。と。
○ノーマン・メーラーと、アーサー・ミラーと。この二人は、或る程度、
戦後の日本人に知られて居る。しかし、現代米国のトップクラスの
ベストセラー作家、ゴア・ヴィダルは、殆ど全く、日本で読まれ
て居ない。
○この事態は何を意味して居るのか。
○ゴア・ヴィダルの評論集「最後の帝国(ザ・ラスト・エンパイヤー)、
一九九二 − 二〇〇〇年」。これは、二〇〇一年、ダブルディと
言う、米国の大手出版者から出て居る、四百六十五頁の大著。
○「米国、一九五二 − 一九九二年論文集」は、一九九三年刊、
千三百頁近い大著であるが、今でも、良く読まれて居る。
○小説が二十五冊。
脚本が五点。
評論集が八冊。
この他に、映画のシナリオも相当数、と言う。
○このような立場になる米国の代表的作家が、二〇〇二年、
二回の政治的パンフレット、とも言うべき本を出した。
即ち、
(1)Perpetual War for Perpetual Peace.
How We Got to Be So Hated.
(恒久平和のための恒久的戦争。 − 我々(米国)はどのようにして、
かくも世界中で憎まれるようになってしまったのか − )
(2)Dreaming War,Blood for Oil And The Cheney - Bush Junta
(夢見る戦争。 − 石油のための流血と、チェイニー、ブッシュ
軍閣 − )
○つまり、二〇〇一年九月十一日の例の事件の前後から、ゴア・ヴィダル
は、大米世界帝国への動きに対し、真向からの批判者として登場した、
と言う。
○アメリカに於けるこのきわめて重要な動きについて、羊人間家畜人
ヤプーの群れが、全くの無関心、と言うのも、当然と言えば当然か。
○この件については、続報する。
(了)
●[注]
米国では、ゴア・ヴィダルの前記二回の小著作は、大手出版社は
出版を拒否したので、小出版社から出た、とのことである。
イタリー語版はベストセラーとも。
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/ryu.cgi