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http://www.fis-net.co.jp/hotnews/actualnew.asp?jkbn=fr
○イラク戦が原油(低硫黄原油がリファイナリーのコストを削減するから)を安くするはずだから、これくらいペイできるかな?
今年の7月1日から、あらゆるシングル・ハル(一重船こく構造)タンカーはEUの港に原油を積んで入港することが禁止される。これは、3月27日に開催されたEU閣僚会議で決定された。
EUでは、これによってアメリカに歩調を合わせる形で、海洋安全を確保する狙いである。
法案自体は欧州議会をまだ通過していないが、これはEU加盟国の船だけではなく、EUにやってくる全ての国の船に適用されることになるものと見られる。
報道によると、原油を積んだシングル・ハルタンカーの禁止するほか、各国は全ての2010年までにそれらの船を処分しなければならないことになるという。また、シングル・ハルタンカーの寿命も、現行の26年から23年へと短縮される。
この規制は、フランス沿岸でのErika号原油流出事件(1999年)に実施された手段をもとにしている。
ロジョラ・デ・パラシオ運輸・エネルギー担当欧州委員(欧州委員会副委員長)が、この規制の実施に尽力してきた。もし、議会で認められれば、即座に5000トン以上のシングル・ハルタンカーに規制が適用される。輸送が禁止されるのは原油、タール、瀝青である。トン数の低いタンカーについては、2008年までに適用されることになっている。
この規制の必要性は、昨年のプレスティージ事故によって裏付けられた。
この規制は、環境保護団体はもとより、ガリシアの漁業当局者からも歓迎されている。革新産業委員会のイワン・ロドリゲス・ジュステ委員長は、この規制によってシングル・ハルタンカーが急速に減少して、安全な原油輸送が実現し、プレスティージの様なことが繰り返されることが防がれると話している。