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「ネオコンは虚像」(古森義久)か。否、そうではあるまい。
レオ・シュトラウス(一八九九〜一九七三)を調査しよう。
【ネオコンサバティブの系譜】
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
投稿 平成15年04月04日23時32分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)四月四日(金)
(第五百三十七回)
○産経新聞、平成十五年四月二日号。二頁。
○ここに、古森義久(編集特別委員)の、
はびこる「ネオコン」虚像、
と言う記事あり。
○米国のマスコミでは、「ネオコン」と言うレッテルは、虚像である、
との記事が目立つ、などとこの人は言う。
○この反論はどうか....
○「EIR」二〇〇三年三月二十一日号、三十四頁〜三十五頁。
○ジェフリー・スタインバーグが、
「ネオコンのファシスト・ゴッドファーザー」、と言う小論
を書いて居る。
○ネオコンのゴッドファーザーとは、
レオ・シュトラウス(一八九九〜一九七三)のことだと言う。
○レオ・シュトラウス(Leo Strauss)は、米国シカゴ大学の哲学者。
○「レオ・シュトラウス(一八九九〜一九七三)は、ヒトラー国家
体制下でドイツを亡命した、ユダヤ知識人の一人である。」
(前出、三十五頁)
○シュトラウスは、ナチス・ドイツから米国に亡命して、シカゴ
大学の教授に。
○そして、このシカゴ大学を通じて、シュトラウスは、多くの門下
生を育てた。
その中に、
ポール・ウォルフォビッツ
ウィリアム・クリストル
ウィリアム・ベネット
ウィリアム・バックレイ
ジョン・アシュクロフト(現米司法長官)
ジョー・リーバーマン
などが含まれる。
○このレオ・シュトラウス教授が、
いわゆるネオコンイデオロギーを作り出した、と言う。
○レオ・シュトラウスは、ナチス・ドイツを追われたユダヤ人学者で
あるにもかかわらず、彼は、ナチス哲学の三本柱、
(1)フリードリッヒ・ニーチェ
(2)マルチン・ハイデッガー
(3)カール・シュミット
この三人の思想に同調的であった、と言う。
○シュトラウスは、学者としての長いキャリアの間、この三人
(ニーチェ、ハイデッガー、シュミット)についての肯定的評
価を変えることはなかった、とある。
○つまり、今、米国の国家中枢を掌握したと言われるいわゆる
「ネオコン」は、「自由民主主義」と言うのでなくて、むしろ、
ファシズム、ファシスト、全体主義的独裁国家体制を志向する
思想政治潮流である、とされる。
○これらの「ネオコン」の中で、とりわけ
ポール・ウォルフォビッツ(米国防衛長官)が、レオ・シュトラウス
直系、とされる。
○この件は、続報する。
(了)
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/cgi-bin/ryu.cgi