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作成:ニューハンプシャー・ガジェット紙
(訳注:英語のチキンには「臆病者」の意味があります。ホークはもちろんタカ派。チキンホークとはタカ派なのに自分は兵役逃れをした人の蔑称です)
「転送せよ。プリントアウトせよ。複写せよ。FAXせよ。配布せよ。待合室に置いておこう。食事の席で大きな声で読み上げよう。あなたにできるあらゆる手段で、この内容をみんなに伝えてください!」
最終更新2002年9月10日
チキンホーク司令部
名前 雇い主 生まれた年 兵役を逃れた その口実 兵役の代わりに
戦争 していた事
ジョージ・W・ブッシュ大統領 市民 1946 ベトナム戦争 無断で離隊
ディック・チェイニー副大統領 市民 1941 ベトナム戦争 「もっと他にやるべき
事があった」
先頭に立って吠える部隊
名前 雇い主 生まれた年 兵役を逃れた その口実 兵役の代わりに
戦争 していた事
ブリット・ヒューム インチキTV局 1943 ベトナム戦争
アラン・キイス インチキTV局 1950 ベトナム戦争 ハーバード大学
デビッド・リンボー ラジオ局? 1952 ベトナム戦争 州軍
ラッシュ・リンボー ラジオ局 1951 ベトナム戦争 肛門の腫瘍
マイケル・リーガン ラジオ局? 不明 ベトナム戦争
官僚たちの大隊
名前 地位 生まれた年 兵役を逃れた その口実 兵役の代わりに
戦争 していた事
スペンサー・エイブラ エネルギー省長官 1952 ベトナム戦争 ハーバード
ハム 法律学校
エリオット・エイブラ 国務省 1948 ベトナム戦争 背中の病気 大学、大学院
ムス
ケン・エイデルマン 官僚 不明 ベトナム戦争 吹き出物
ジョン・ボルトン 国務省 1948 ベトナム戦争
アンドリュー・カード 上級カバン持ち 1947 ベトナム戦争
ドン・エバンス 商務長官 1946 ベトナム戦争 シグマ・アルファ
・イプシロン
アサ・ハッチンソン 麻薬取締局長官 1950 ベトナム戦争
リチャード・パール 国防政策委員長 1941+C59 ベトナム戦争
ハーヴェイ・ピット 官僚 不明 ベトナム戦争 法律学校
デビッド・ストック 行政管理予算局 1946 ベトナム戦争
マン
トミー・トンプソン 厚生長官 官僚 1947 ベトナム戦争 州軍
ジョン・ウオルターズ 麻薬取締局 不明 ベトナム戦争
ポール・ウォルフォ 国防副長官 不明 ベトナム戦争
ヴィッツ
JAG(?)
名前 地位 生まれた年 兵役を逃れた その口実 兵役の代わりに
戦争 していた事
ジョン・アシュクロフト 司法長官 1942 ベトナム戦争 商業の教師
アーサー・ケネディ 判事 1936 ベトナム戦争 弁護士
テッド・オルソン 首席検事 不明 ベトナム戦争
アントニン・スカリア 陪席判事 ベトナム戦争
ケン・スター 迫害者 1947 ベトナム戦争 乾癬(皮膚病の一種)
クラレンス・トーマス 手先 1948 ベトナム戦争
政治家の小隊
名前 選挙 生まれた年 兵役を逃れた その口実 兵役の代わりに
戦争 していた事
レイマー・アレキ 元テネシー州知事 ベトナム戦争
サンダー
ボブ・バー 下院議員 1948 ベトナム戦争
ロスコー・バート 下院議員 1926 第2次世界大戦
レット
ガリー・バウアー なし 1946 ベトナム戦争
ロイ・ブラント 下院議員 1950 ベトナム戦争
ジェブ・ブッシュ フロリダ州知事 1953 ベトナム戦争
サクスビー・チャ 下院議員 1943 ベトナム戦争 膝の故障 ランニング
ンブリス
ラリー・クレイグ 上院議員 1945 ベトナム戦争
トム・ディレイ 下院議員 1947 ベトナム戦争 大学院
ジョン・エングラー ミシガン州知事 1948 ベトナム戦争 "太りすぎ"
ニュート・ギング 元下院議員 1943 ベトナム戦争 大学院
リッチ
ルディ・ガリアーニ 前ニューヨーク市長 1944 ベトナム戦争
フィル・グラム 上院議員 1942 ベトナム戦争 結婚のため猶予
デニス・ハスタート 下院議員 1942 ベトナム戦争 膝の故障 レスリング
のコーチ(はぁ?)
ティム・ハッチン 上院議員 1949 ベトナム戦争
ソン
フランク・キーティ オクラホマ州知事 1944 ベトナム戦争
ング
ジャック・ケンプ 元下院議員 1935 ベトナム戦争 膝の故障 フットボール
ジョー・リーバー 上院議員 1942 ベトナム戦争
マン
トレント・ロット 上院議員 1941 ベトナム戦争 チアリーダー
ミッチ・マッコネル 上院議員 1942 ベトナム戦争 弁護士
ハーバート・マイ 下院議員候補 1943/46 ベトナム戦争
ヤーズ
ドン・ニックレス 上院議員 1948 ベトナム戦争 楽な守備隊の勤務
ダン・クワイル 元副大統領 1947 ベトナム戦争 州軍
ロナルド・レーガン 元大統領 1911 第2次世界大戦 ハリウッド
ミット・ロムニー なし 1947 ベトナム戦争 ブリガムヤング大学
リチャード・シェ 上院議員 1934 ベトナム戦争
ルビー
マーク・サウダー 下院議員 1950 ベトナム戦争
ロジャー・ストーン コンサルタント 1952± ベトナム戦争
ビン・ウエバー 政治家 1952 ベトナム戦争
ウイリアム・ウエ 元マサチューセッツ知事1945 ベトナム戦争
ルド
プロパガンダ小隊
名前 雇い主 生まれた年 兵役を逃れた その口実 兵役の代わりに
戦争 していた事
ケン・エイデルマン 右翼 不明 ベトナム戦争?
ロジャー・エイル インチキTV局 1940 ベトナム戦争
ロバート・バートレイ ウオール街 不明 朝鮮戦争?
ウルフ・ブリッツァー CNN 1948 ベトナム戦争
ニール・ボーズ シンジケート 1945 ベトナム戦争
トム・クランシー 自己満足 ? ベトナム戦争
アン・コウルター 右翼 不明 砂漠の嵐作戦
スティーブ・ドゥーシー インチキTV局 不明 砂漠の嵐作戦
ドン・フィーダー シンジケート 不明 ベトナム戦争 法律学校
スティーブ・フォーブス ニュース番組の大物 1947 ベトナム戦争
アラン・ゴットリーブ シンジケート 不明 ベトナム戦争 州軍
リー・グリーンウッド 音楽産業 不明 ベトナム戦争
シーン・ハンニティ インチキTV局 不明 ベトナム戦争
ポール・ハーベイ ? 1918 第2次世界大戦
ブリアン・キルミード インチキTV局 不明 砂漠の嵐作戦
ウイリアム・クリストル 紙くず新聞 不明 ベトナム戦争
マイケル・レディーン シンクタンク 不明 ベトナム戦争
マイケル・メドベッド ? 1948 ベトナム戦争 3年生
ジェラルド・マクレイニー ハリウッド 1947 ベトナム戦争
マービン・オラスキー テキサス大学 1950± ベトナム戦争
ビル・オライリー インチキTV局 1941 ベトナム戦争
P.J.O'Rourke 自己満足 1947 ベトナム戦争
マイケル・サベージ ラジオ局 不明 ベトナム戦争
トニー・スノー インチキTV局 不明 ベトナム戦争
シルベスター・スタローン ラ・ラ ランド 1946 ベトナム戦争 学校
ベン・スタイン コメディチャンネル 1944 ベトナム戦争 法律学校
R・エメット・ティレル 宣伝屋 不明 ベトナム戦争
ジョン・ウエイン 宣伝屋 1907 第2次世界大戦
ジョージ・ウイル 宣伝屋 1941 ベトナム戦争 神学校
ニューハンプシャーの名士たち
名前 雇い主または地位 生まれた年 兵役を逃れた その口実 兵役の代わりに
戦争 していた事
チャーリー・バス 政治家 1952 ベトナム戦争
ジェラルド・カーマン ワシントンのロビイスト 1930 朝鮮戦争 専門学校
ジョン・チャンドラー 家柄? 1911 第2次世界大戦 事務職
チャック・ダグラス 不明 1942 ベトナム戦争
ジム・フィネガン ビル・ロエブ 1930 朝鮮戦争 DJ
ジャド・グレッグ 政治家 1947 ベトナム戦争 膝の故障・にきび 専門学校
ディック・レスナー ビル・ロエブ 不明 ベトナム戦争 神学校
ビル・ロエブ 悪魔 1905 第2次世界大戦
ジョー・マクアイド ビル・ロエブ 1949 ベトナム戦争 肩の”ごまかし” 使い走り
トム・ラス 弁護士 1945 ベトナム戦争 法律学校
メルドリム・トムソン 納税者 1912 第2次世界大戦 事務職
ロブ・トムソン 納税者 1952 ベトナム戦争
ピーター・トムソン 納税者 1941 ベトナム戦争
ドン・ティベッツ ビル・ロエブ 1930 朝鮮戦争 DJ
個性派たちの分隊
名前 仕事 生まれた年 兵役を逃れた その口実 兵役の代わりに
戦争 していた事
ビル・ベネット ガミガミ言うこと 1943 ベトナム戦争 大学院
ロイ・コーン いやな奴 1927 朝鮮戦争 テロリズム
ジェリー・ファルウエル 宣教師 1933 朝鮮戦争
フランク・ガフニー ミサイルのセールスマン 1953 ベトナム戦争 にきび
ビリー・グラハム キリスト教宣教師 1918 第2次世界大戦
ウエイン・ラピエール 銃狂い 不明 ベトナム戦争
テッド・ニュージェント ノイズ音楽家 1948 ベトナム戦争
パット・ロバートソン キリスト教宣教師 1930 朝鮮戦争
カール・ロブ 人形使い 1950 ベトナム戦争 多くの学校
(学位は何も取ってない)
フランク・シナトラ エンターテイナー 1915 第2次世界大戦 鼓膜が破れた
<チキンホークについての覚書>
【定義】
チキンホーク(臆病者のタカ派)とは、以下の2つの条件を満たす公的な人物──大体は男──に対して用いられる語である。
(1)政治的問題を軍事力で解決することを主張する、またはそう主張する人を熱心に支持する。
(2)個人的には、戦時において兵士として活躍することをの逃れた。
何人かの人物は好戦性よりも政治的な結びつきにより、チキンホークと見なされる。異常なほど好戦的な女性も対象となる。
このリストは仮のものである。当新聞社(ニューハンプシャー・ガジェット紙)は、いくつかの最高のチキンホークのリストを一つにまとめるという重要な公共のための仕事をしたことを誇りに思っている。しかし我々は告白する──はっきりと言っておく──このリストは厳密に正しい情報源に基づくものではない。だからこのリストは暫定のものである。我々は間違いがある可能性を認める──間違いはきっとある。
【誤りと欠落について】
間違ってチキンホークにされている人がいたら教えてほしい。チキンホークリストに加えるべきアメリカ人がいたら名前を挙げてほしい。欠けている情報を知っていたら教えてください。情報提供はどんな形でも受けます。
【更新履歴】
我々はこのリストの以前のバージョンを2,3のより不完全なリストを合わせて作成した。それに20人以上の名前を独自に追加した。3月にそのリストをガジェット紙のウエブサイト(http://www.nhgazette.com/)の目立つところに掲載した。そうやってさらに20人以上の名前がリストに加わった。
2002年6月24日
ジョージ・W・ブッシュ大統領:そうだ、正しい。彼は軍服を着ていた。大きな取引だ。下記のウエブサイトを参照。
http://www.awolbush.com
ビル・クリントン元大統領:彼は自分の半分位の年齢の女の子とたわむれて、私たちを驚かすような巡航ミサイルを数発発射したことがあったようだが、我々の判断では、彼はこのリストに載せるほど好戦的ではない。
トム・ディレイ:省略
シーン・ハンニティ:ベトナム戦争の時は若すぎた。しかし、パナマ紛争と砂漠の嵐作戦の時の態度は好戦的であった。
ポール・ハーベイ:複雑なケースだ。我々は調査をしているところだ。
トレント・ロット:省略
テッド・ニュージェント:面白いケースだ。調査中である。
リチャード・パール国防政策委員長:調査を続けている。
ロナルド・レーガン元大統領:複雑なケースである。我々は彼がリストに載るのに十分なほど好戦的だと信じる。
パット・ロバートソン:省略
スティーブン・スピルバーグ:我々は彼の映画は結局は戦争賛美なのだと解釈した。たぶん我々がおかしいのだろう。彼の名を挙げたことは挑戦であった。議論の余地がある。
(注・スピルバーグの名は上記のリスト上にはない)
ジョン・ウエイン:「もう一人のハリウッドの注目すべきペテン師はマリオン・モリソン(ジョンの本名)である。彼はジミースチュワートやヘンリー・フォンダといったライバルたちを抜くため、結婚した事を理由に兵役につくことを逃れることにした。お芝居の中をのぞき、あらゆる愛国的行為から逃げている期間中、ジョン・ウエインというニセの男のためのニセの名前で、彼は多くの戦場のヒーローを演じた。」−レイ・デューレイ
このリストに載った紳士たちには、3つの特徴がある。それは、(1)好戦性、(2)公的要人であること、(3)同世代の人が戦場に行ったのになぜか兵役につかなかったこと。(ブッシュ大統領とダン・クワイル氏には申し訳ないが、州軍での楽で安全な勤務は今のあなたがたの免罪符にはならない)
このリストのほとんどみんなが共和党員であるという事実は・・・なんとも不思議なことだ。そう思わないか?このリストが不完全であることは疑いない。読者はお気に入りのチキンホークが見逃されていたら教えてください。
2003年3月8日午後3時22分
=========== 翻訳はここまで ============
<日本語版作成者より>
理不尽なイラク侵略戦争が始まって、多くの人が怒りを感じているだろうと思います。
この戦争を発案しブッシュ大統領に勧めたのは、ウォルフォヴィッツ、リチャード・パール、ラムズフェルドの3人であることが明らかになっています。以下の記事を参照。
http://www.asyura.com/0304/war29/msg/337.html
上のリストには名前がないラムズフェルド国防長官は朝鮮戦争が終わってから海軍に入隊したので実戦経験はありません(週刊新潮の記事)。
こんな実戦経験のない連中が無理やり戦争を始めさせたのだからひどいものだ。世論は圧倒的に戦争反対なのだが、現状は「圧倒的少数」が政治の実権を握っているわけです。そんなエリートたちは危険な戦場には決して行かない。ガジェット紙の記者は上記のリストの検証に苦労しているようですが、軍には正確な記録があるはず。それが非公開だから証明が難しいのではないか?非公開ならエライ人はインチキし放題だ。
マスコミはブッシュ帝国とか、ブッシュの野望なんて言い方をしますが、大統領なんて操り人形みたいなもの。戦争で負ければ再選されなくなって、それで終り。大統領に戦争を始めさせた勢力は安泰。もっと言えば、上記のリストに名前が出ている人たちは皆あやつり人形だ。全員をクビにしたって何も変わりはしない。この戦争で実際に利益を得る(そして安全地帯にいる)人々は決して表に出てこない。石油会社や兵器産業の会長、社長がTV局のレポーターから「恥ずかしくないんですか?」と問いつめられる様子が中継されるのを見たことがありますか。そしてイラクの軍事力が最も大きな脅威となっているのはイスラエルだ。フセイン政権が「民主化」されることで大きな恩恵を受けるのはイスラエルだ。自軍は出撃することなく、戦後の復興支援にも金は出さないであろうイスラエルが最大の利益を得るのが今回のイラク侵略です。そして前述のウォルフォヴィッツ国防副長官は熱烈なシオニスト、親イスラエル的立場の人です。
何かおかしくないか?なぜマスコミはイスラエルとの関連にほとんど触れようとしないのか?
これ以上は言わないでおこう。
メディアはなかなか本当のことを伝えてくれない。だから戦争が無くならない本当の理由を知るには自分で調べ、自分で考える必要があります。その努力を一人でも多くの人にしていただきたいと思っています。もちろん私も勉強中です。そうした上での反戦運動じゃなければ、誰かに利用されるのがオチです。
最後に中東で何が起きているのかを知るための良書を紹介したい。マイケル・ホフマン、モーシェ・リーバーマン共著の「パレスチナ大虐殺」(成甲書房)。これは必読です。同署11頁から、米陸軍のジョン・ルパート准将の言葉を以下に引用します。
「(イラクでの)戦争が終わって60日もすれば、だれひとり文句は言わないだろう・・・・・アメリカは戦争の30日間か60日間は激しい非難を浴びるだろうが、それは短期的なもので、長期的な損失ではない」