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http://news.searchina.ne.jp/2003/0329/business_0329_001.shtml
『中新網』27日付がの報道として伝えたところによると、第9−10期全人代財経委員会副主任で、中国証券監督管理委員会(CSRC)元主席の周正慶氏は同日、「銀行、保険資金が合法的に市場参入する機が熟した」との表現で、銀行・保険資金の市場直接投入、マクロコントロールで直接融資対間接融資の比率改善を図るべきとの主張を展開した。
この中で周氏は、先進国における直接融資と間接融資の比率がほぼ1対1になっているのに対し、中国の場合、これが2000年時点では1対10。昨年2002年の時点では直接融資額780億元に対し、間接融資額1兆8475億元と1対23の割合へと実質的に悪化している、と指摘。
これを改善するには銀行、保険業界の資金を市場に直接投入しマクロ経済の統制下に置くことが不可欠だが、にもかかわらず現行の証券法では禁じており、これを合法的に実現するための法規がまだ明確ではない、と厳しい現状認識を示した。特に保険資金の運用が比較的柔軟な諸外国に比べ、中国の場合は債権購入が許されているだけで、株式市場への直接参入を禁じているとして、現状を批判した。
しかし、世界貿易機関(WTO)加盟後は保険会社が機関投資家を育成すべき時期に来ており、そのためには関連法規を整備して、保険会社による証券市場への投資比率拡大を図らなければならない、と主張。あわせて、社会保険資金に関しても徐々に資本市場参入比率の拡大を図らなければならない、とも言明した。
この発言が流れた後、27日の本土市場は上海総合指数が+43.076ポイント、深セン総合指数が同+9.71ポイントと大きく上げて引けている。