現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ25 > 394.html ★阿修羅♪ |
|
Root URL:
http://www.ntv.co.jp/
F.E.R.C Research Report - File No.1380
戦慄のライトフラッシュ現象を追え!
1999/08/29 報告 報告者:伊達 徹、吉川 美佐、マイケル 高田、片山 健
1969年、アメリカ・アポロ11号の乗組員3名が眠ろうと目を閉じた時、鋭く走る謎の光を目撃し、地球へ帰還するまで何度も見続けたという。一人だけなら夢とも思えるが、複数の飛行士が同時に見ていた。また、その後の飛行でも全員が目撃、NASAは謎の光をライトフラッシュと名付けて本格的な調査を行った。光は白色でカメラのフラッシュに似ていたり、両目に星のような形で見えたりしたという。
ハーバード大学天文台のジョバンニ・ファジオ博士によると、この現象は放射線による「チェレンコフ放射光」が見えたものだと考えられるという。これは、エネルギーの高い放射線が物質を通過するときに発生する青白い光のことで、その放射線が頭を貫通して網膜に当たってライトフラッシュが見えたと考えられるのである。そしてライトフラッシュ現象は一種の放射線障害で、ガンや白血病を引き起こす危険なことだという。
東京大学名誉教授の近藤一郎博士によると、その原因は太陽にあるという。太陽内部では核融合反応が起きており、強力な磁場が発生している。そこから出る磁力線は、太陽が自転する際に大きく曲げられ、太陽を構成する水素ガスよりも軽いため、ガスの対流の弱い部分から表面に現れ、「黒点」となる。黒点は発生したり消えたりしており、太陽活動が活発なほど表面に出てくる。黒点が最も多い時期は極大期と呼ばれ、太陽から多量の磁力線が放出される。そのため黒点上空では太陽フレアという爆発現象が発生し、普段とは桁違いのエネルギーを持ったフレア粒子が放出される。このフレア粒子は防護された外壁でも遮断されず通過してしまうため、宇宙船の船内へも簡単に入りこんでくるという。また、外壁に衝突すると粒子のエネルギーは低くなるが、分裂して放射線粒子の数は大量となるというのだ。これが原因で飛行士たちはライトフラッシュを見ることになったのである。
1989年3月カナダのケベック州では太陽フレアから放出された磁力線によって地表に大電流が発生、送電線に過剰な電流が流れて大停電を起こした。また、同年10月には大気の加熱膨張を引き起こし、大気膨張に人工衛星が巻き込まれ落下するという事故も起きている。さらに、黒点が増加すると人間の反応速度が遅くなり、交通事故が通常の4倍も起こるといわれている。フレア粒子は電気を帯びた粒子であるため、北極や南極に近い上空には入り込めるが、赤道に近い所には入りにくいという。地球は鉄を多く含む星なので、大きな磁石となっている。磁力線は常に南から北に向かって安定して流れており、太陽からの磁力線は両極地方に集中して流れ込む。そのため極圏ルートを飛行するジェット機には、放射線検出器の設置や衛星警報システムなどの対策が進められている。
現在、日本でも平塚宇宙環境センターで事前に太陽フレアの規模や粒子量を予報する宇宙天気予報が実施されている。しかし、自然現象のため事前に察知することは難しく、世界10カ国でISESという協力団体を発足して宇宙天気予報の精度を上げるよう研究を続けている。 1971年、トロント大学チャリナー博士が発表した黒点による地球の自転速度変化説では、太陽から磁力線が流れ込んでくるとお互いの磁力が影響して自転速度が変化して1日の長さが変化、これにより地殻プレートが歪んで地震が多発するという。今までの観測データによると黒点が増加するのは11年周期という。華やかな宇宙進出計画が進む今、宇宙が地球に与える影響について我々はまだ知らないことが多いのである。
--------------------------------------------------------------------------------
http://www.ntv.co.jp/FERC/research/19990829/f1380.html