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へたくそですが、ガーディアンの記事を要約しました。
経済記者、Mark Tranによる記事です。
Bush fiddles with economy while Baghdad burns
http://www.guardian.co.uk/Iraq/Story/0,2763,922217,00.html
「アメリカ帝国の終焉」は今に始まる議論ではなく、例えば1988年の時点で
ポール・ケネディがその著書「The Rise and Fall of the Great Powers 」において
「過剰に伸展した帝国」というコンセプトを提唱した。それは聞くに値する内容だった。
その後、アメリカは10年間の繁栄を極め、ウォールストリートは11000ポイント上昇した。
とはいえ、この栄華は見た目ほど偉大ではなく、エンロンや、ワールド・コムなどの
粉飾決算や詐欺行為を伴っていた。
「帝国の終焉」は最近になって、
機関投資家向けのシンクタンクであるIndependentResearchによって再論されている。このシンクタンクは、ゴールドマンサックスなどの
大手投資銀行などを顧客としている。
IndependentResearchによれば、
「帝国の終焉」の兆候は次の4点である。
1、アメリカに対する信頼の喪失と、テロ攻撃の増大。
2、クリントン政権の遺産があったにもかかわらず、ブッシュ政権は記録的な負債を抱えようとしている。
富裕層のみに対する3500億ドルの減税だけではなく(当初は7260億ドルだったが、上院によってカットされた)、
さらに少なくとも740億ドルの戦争による負債をかかえようとしている。
3、自由主義経済と規制緩和(ワシントンコンセンサス)が崩壊しつつある。
帝国の帝国たる所以は、社会モデルやイデオロギーの輸出にある。
しかし、アメリカが提唱する社会モデルと経済イデオロギーの輸出は失敗し、
ヨーロッパや日本には受け入れられていない。
4、ドルの弱体化。
アメリカはこれまでその経済の負債を世界のほかの国々に負っていた。アメリカの
経済が強いときにはこれらの国々はよろこんで負債を請け負っていたが、アメリカの
経済が弱いとみれば投資家は他の国々に目を向けるようになる。にも関わらず
今も世界中の国から一日当たり数億ドルの借金を重ねている。ブッシュ政権のもとでは、
こうした外国資本に対する依存度はますます高くなるばかりである。
結論 ブッシュ政権は帝国の落日をはやめる。