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米兵の捕虜の姿がテレビで放映されたことについて、これは捕虜を辱める行為でジュネーブ協定違反だと、ブッシュやラムズフェルドは、自分たちのことは棚に上げてイラクを非難している。カタールの衛星テレビ、アルジャジーラがイラク国営テレビの映像を放映したもので、これに対しABCやCNNは捕虜の家族の気持に配慮して放映しなかったと弁明している。アルジャジーラが一石を投じたというところで、アメリカではテレビのあり方についての議論が巻き起こっている。そこで、日本時間24日朝、アルジャジーラに批判的なCNNは、アルジャジーラのワシントン支局の責任者とのインタビューを放映した。以下はその一問一答である。
CNN 「なぜああいったショッキングな映像を出したのか」
ALJ 「お話する機会を与えてくださって感謝します。まず、私たちは独立の放送局で、どちらの側にも組するものではないことを申し上げておきます。そして映像については、これが戦争の現実なのです。戦争をビデオゲームのように流すのは現実を表すことになりません。アメリカ、イラク双方に死傷者、捕虜が出ている。私たちは、この現実をありのまま出して、これはたいへんな悲劇であることを示しているのです。別に戦争を映画化したり、美化したいとは思いません」
CNN 「美化してはならないが、しかし、兵士の遺体まで出して、ぞっとするような恐怖感を与える映像を6分半も流した。これは悪ではないのか」
ALJ 「実際に起こったことを、ほとんどそのまま放映すれば、ぞっとするようなものです。しかし私たちは、編集して流しています。残念だったのは、スカイテレビでも流しましたが、編集せずにそのまま出していました。私たちは遺体の顔を出さないようにしました。また私たちは、国防総省の意向に従って、捕虜の家族に通知が行くまでは流さないようにしました。ところがポルトガルやベルギーではそのまま流したんですよ。私たちは12時半に国防総省の通信が家族に届いてから、捕虜の名前を出したんです。ワシントン・ポストも写真で出しました。戦争とはこういうものです」
CNN 「編集したというが、何回も放映する必要があったのか」
ALJ 「2,3回ですよ。映像を流すことで悲観的な反応が出る。それはそうでしょう。しかしCNNも、1993年、ソマリアにおける戦闘でアメリカ兵士の死体を出したではありませんか。また今回、イラク兵の捕虜の姿をテレビに出しました。そのことを考えてください」
CNN 「イラクの捕虜の家族はCNNの映像は見ていないから...」
最後のCNNのセリフは言い逃れに過ぎない。どちらの意見がジャーナリストとしてまともであるかは言うまでもなかろう。