★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ25 > 182.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
密漁対策を強化 タンザニア - 03月20日 2003年
http://www.asyura.com/0304/bd25/msg/182.html
投稿者 hou 日時 2003 年 3 月 21 日 19:09:21:



http://www.fis-net.co.jp/hotnews/actualnew.htm


政府は、漁業資源の減少に歯止めをかけることを目的として、「深海漁業局(DSFA)」を設立し、さらにEEZ内での監視も強化する計画を立てている。

EUのトロール漁船が、密漁その他の違法操業を行っていることが原因で、漁獲過剰がタンザニアでは深刻な問題となっている。さらに、自然保護関係者は、アフリカ沿岸では、も早急に対策を講じないと、資源が枯渇してしまう危険があるとの警告を発している。

同国の経済水域では、現在70隻の漁船が違法操業を行っていると見られる。報道によると、はるばる日本や中国からきたトロール漁船も、タンザニアの水域内で違法操業を行っているという。EastAfrican紙にZakia Meghji天然資源観光大臣が語ったところによると、DFSAには、この問題に取り組むため、ハイテク監視装置が導入され、逮捕権限も付与される。

同省では、フランスや南アフリカ、そしてインドなどからも支援を仰ぐことにしている。フランスは、昨年、タンザニアの水域内から80隻の違法トロール漁船を追い払っている。

しかし、もっと問題なのは、西アフリカの沿岸域で、EUのトロール漁船が操業を行うことになっていて、それが水産資源にとって深刻な脅威となっているのである。

まだ、実際に締結した国は無いのだが、現在EUとACP(アフリカ、カリブ海、太平洋地域)のうちアフリカを中心とした16カ国との間で、EUの漁船が金銭援助の見返りとしてその国の水域内で操業できるという条約が準備されている。西アフリカ諸国は、これによっておよそ1億6000万ドルを手にすることが出来、一方環境保護者たちは、これを破壊への第一歩だと指摘している。

EU諸国は、「余っている」魚だけをヨーロッパのトロール漁船が獲るのであると強調している。だが、本当にあまっているのか、そして資源量をどのようにして調べるのかということが確定されたことは、まだ無いのである。

欧州委員会のFranz Fischler漁業担当委員は、「水産資源保護の最良の方法は、我々の仲間の国々、特に発展途上国を支援することです。この協定によってEUは、これらの国々がどのような手段を必要としているのか理解できるでしょう」と話している。

この違法漁業・乱獲問題は、なにも沿岸や公海上だけの問題ではなく、内水面でも監視が行われている。

EUによる最近の計画には、ヴィクトリア湖の漁業監視5カ年計画があって、タンザニアはEUの基金から4000万ドルの資金を受け取っている。この計画によって、漁業資源の保護・持続を図り、乱獲を防いで、環境を守るはずである。

しかし、幼魚もふくめて何でも獲ってしまうことから5年前に禁止された巻網漁を、漁師達が行っているのではという疑いが巻き起こっている。この影響を大きく受けるのがヴィクトリア湖に21ヶ所あるナイルパーチの養殖場で、生産量が減少するものと見られている。報道によると、密漁で一日に10トンものナイルパーチが獲られていて、そのうち60%は幼魚であるという。

漁業事務所の幹部は、「我々は、問題を憂えています。この戦争に勝利する唯一の方法は、ヴィクトリア湖の集落を当局に取り込み、協力させることです。なぜならば、彼らは誰が犯人かを知っているからです」と話している。

東アフリカの経済にとって、漁業は不可欠の要素となっている。これによって1500万人以上の人が生計を立てていて、輸出額は2億ドル以上に及ぶ。ヴィクトリア湖のタンザニア側では5万2千人の小規模な漁師が漁を行っていて、22万トンのナイルパーチを獲り、7200万ドルを手にしている。


 次へ  前へ

Ψ空耳の丘Ψ25掲示板へ

フォローアップ:
  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 2021年5月14日 15:50:07 : FB0dPf57JU : WkxlcXAzL2VtaEU=[8] 報告
人工知能がナマコを守る? 密漁防止へ、空から監視作戦
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E7%9F%A5%E8%83%BD%E3%81%8C%E3%83%8A%E3%83%9E%E3%82%B3%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8B-%E5%AF%86%E6%BC%81%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%81%B8-%E7%A9%BA%E3%81%8B%E3%82%89%E7%9B%A3%E8%A6%96%E4%BD%9C%E6%88%A6/ar-BB1gIxE3?ocid=msedgntp

 青森・陸奥湾は全国的なナマコの産地として知られる。こりこりした食感、珍味として人気が高いナマコだが、漁業者たちは長年、密漁に悩まされてきた。そんな高級食材をドローンを使って空から見守り、被害を抑えようという取り組みが始まった。

 密漁監視システムを開発したのは、空撮や物資輸送を手がける「エアーズ」(東京)。大型ドローンに取り付けた高感度の赤外線カメラが密漁者を感知すると、漁協内に設置されたパソコン端末や漁協職員のスマートフォンに撮影した画像が送られてくる。そうした情報を捜査機関に提供することで、密漁の抑止につなげたい考えだ。

 密漁者は船外機を取り付けたゴムボートやプレジャーボートで夜間にやって来ることが多い。このためシステムは、船舶が発する熱に反応するよう人工知能のプログラムを調整。潜っている密漁者が呼吸する際に発する気泡や、ひとけのない場所に止まっている不審な車両も感知できる。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。