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ハーゲンダッツ ジャパン ホームページ
http://www.haagen-dazs.co.jp/home.html
こだわりから生まれるスーパープレミアム・アイスクリーム
ハーゲンダッツ
「完璧を目指す」−これがハーゲンダッツの哲学である。
厳選した素材、徹底した品質管理により、世界で最高品質のアイスクリームを生産するハーゲンダッツは、1984年に日米合弁のハーゲンダッツ ジャパン(株)を設立、日本上陸を果たした。日本市場での売り上げは、年々増大。
今年は売上目標を前年比7%増の331億円に置いている。
本 物のアイスクリームは、本物の素材から生まれる
消費が一進一退を続ける中で、「ブランド商品」が突出した売れ行きをみせている。ブームの背景にはバブルを経て日本人のモノを見る目が養われたこともあるようだが、高級アイスクリーム・ブランド「ハーゲンダッツ」の快進撃も目覚ましい。
顧客層は二十代の女性を中心に幅広く、まろやかで芳醇な味わいは「大人のアイスクリーム」と呼ぶにふさわしい。高価であるにも関わらず、根強い人気を誇っているのも、この本物の味に心惹かれるからであろう。
ハーゲンダッツ ジャパン(株)生みの親であるサントリーの佐治敬三会長も、そのクリーミーな舌触りに感動を覚えた一人である。今から十数年前、ハワイで食後のデザートにハーゲンダッツを味わった佐治氏(当時サントリー社長)は、これをきっかけに日本でのビジネスを思い立ったといわれる。
では、ハーゲンダッツのおいしさの秘密はどこにあるのだろうか。
「それは世界で一番おいしいアイスクリームをつくろうという、私たちのこだわりにあるのではないのでしょうか。」と話すのは、ハーゲンダッツ ジャパン・ロジスティクス本部物流部長の溝部政司さん。
「パッケージ裏の成分表示をご覧になれば分かるのですが、自然の原料だけを使っており、乳化剤など人工的な添加物は一切使用しないというのが私たちの哲学なのです」
副原料となるフレーバー群も原産地を選び抜き、最高級のものしか使用しないという徹底ぶりが、人々のハーゲンダッツ"信仰"を高めていると言えそうだ。
ハーゲンダッツ ジャパンの株主は、ピルスベリー(50%)、サントリー(40%)、タカナシ乳業(10%)の三社。ハーゲンダッツとは実は会社名でなく、米国食品企業ピルスベリーのブランドの一つなのである。
同社は日本全国に展開している88店のショップ(専門店)に加え、デパート、スーパー、コンビニエンスストアーでもハーゲンダッツを販売。さらにホテルやレストランを中心にした業務用ビジネスの拡大にも力を注いでいる。また、横浜市にR&Dセンターを持ち、初の日米共同開発商品であるグリーンティーと二種類のアイスクリームバーを今春から全国販売するなど、製品開発にも意欲的だ。
同社の96年の売り上げは310億円。この十年間で六倍にもなり、高級品であるプレミアムクラス以上のシェアは50%を超えている。ちなみに、乳製品の規格では、8%以上の乳脂肪分を含む製品をアイスクリームとし、氷菓などと区別している。業界では、さらに乳脂肪分12%以上のものをプレミアム・アイスクリーム、同14%以上のものをスーパープレミアム・アイスクリームと呼んでいる。
日本のアイスクリーム市場規模は4000億円弱。96年は前年比約4%のマイナス成長となったものの、ハーゲンダッツの売り上げは7%近く増えた。浮き沈みの激しい業界にあって、メーカー間の競争は激しさを増しているが、今年はさらに品質管理の追求、新製品導入、新市場の開拓、プロモーション活動の強化などを通じて、前年比7%の売上増大を図る計画である。
最先端の生産ライン
ハーゲンダッツは米国・ニュージャージー州ウッドブリッジ、カルフォルニア州トゥラーレ、フランス・パリ北部のアラス、日本の群馬県高崎にあるプラントで生産、送り出されている。日本で販売するアイスクリームは、群馬とカルフォルニアの工場で生産したものだ。
群馬工場は生産効率を高めるために120ミリリットルのミニカップ生産にほぼ特化し、それ以外の製品は米国から輸入。輸入量は40フィート型のコンテナ換算で年間一千本にもなる。そのほとんどは西海岸のオークランド港から、東京、名古屋、大阪港に海上輸送しているが、新製品のサンプル輸送、市場の急激な変化に対応した製品補充など、緊急を要するケースでは航空輸送を利用している。
「製品が日本に届くまでに海上輸送は三週間、JALさんによる空輸なら二十四時間以内。ですから、緊急時の対応に航空輸送は不可欠の手段なのです」とは、物流部物流課の斉藤宏さん。
輸送中は厳格な温度管理が行なわれている。時間の経過による温度の上昇で、アイスクリスタルという氷の結晶が成長し、アイスクリームのなめらかさが失われないようにするためだ。
「この結晶の大きさが70ミクロンを超えるとザラザラ感が出てきます。このためマイナス26度という温度管理を徹底、店頭販売時点での基準値を製造時に近い状態の39ミクロンに設定、維持しているのです」(溝部さん)
製品温度をトータルに管理するために使われているのが高精度の温度記録計で、温度管理による品質チェックは店頭にまで及んでいる。
「物流において私たちが求めるものはきめ細かなサービスです。その点、船会社も含めた日系企業のサービスは高く評価できます」と斉藤さん。
おいしさを追及する企業は、ロジスティクスへのこだわりも中途半端ではない。
ハーゲンダッツジャパン株式会社に対する勧告について