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(回答先: Re: こういう“したり顔”の言動がド腐れ人間(=知性優越主義者)の典型 投稿者 幼児 日時 2003 年 3 月 20 日 20:14:55)
幼児さん、こんばんわ。
>アメリカの軍事力が決定的優位を保っているという事実を述べれば充分な説明になり
>ませんでしょうか?
アメリカの軍事力が決定的優位を保っているという事実は私も認めています。
だから、米国から日本が攻撃を受ける事態になることをもっとも憂慮しています(笑)
そのような事実を理由にした意図を推察すると、
● だから米国の保護を受けるべき
● だから米国に逆らってはいけない
のいずれかだと思いますが、それをもって今回のイラク攻撃を支持する根拠にすることはできないと考えます。
● だから米国の保護を受けるべき
既に日米安保条約で保護を受けています。
日米安保条約は、日本が米軍に基地を提供することで米国が日本を防衛する義務を負うものです。
(日本が先に攻撃を受けたときであって、日本が外国を攻撃した場合は、米国は日本を防衛する義務を負いません)
日米安保条約は、米国の防衛や米国の攻撃を要請するものではありません。
フランスやドイツも、米国と軍事同盟(NATO)を結んでいますが、今回のイラク攻撃に反対したからといって、それが解消されたわけではありません。
条約によって国際関係は縛られているのですから、条約に基づく義務を果たせばいいだけで、相手国が条約の履行をするかどうか危惧して、条約を超えた相手国の行動を支持する必要はありません。
日米安保条約が、日米の「攻守同盟」であれば、米国が勝手に行なった軍事行動も支援する義務が生じます。
※ 米国以外に日本を攻撃する国家は、私には現在のところ見つけられません。
● だから米国に逆らってはいけない
米国はどうのこうのいっても民主国家です。
民主国家であれば、決定的に優位な軍事力の構築も、それの行使も最終的には国民の承認が必要です。
今回のイラク攻撃も、12年間の「フセインは邪悪」宣伝がなんとか実を結んで賛否が拮抗するかたちで認められたといえるものです。
日本が常に国際法や条約を遵守している限り、米国から攻撃を受けるということは心配する必要はないと思っています。
(フセイン政権は、対イラン先制攻撃やクウェート侵攻を米国に唆されて行なったために、今日を迎えたとも言えます)
ただ、先制攻撃を公然と宣言した「ブッシュドクトリン」が見えているので、狂犬が鎖から徐々に解き放たれつつあるとという危惧は持っています。