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ジョン・ラッポートという研究者のサイトにあった記事
ステファン・ペレティエールという人はイラン・イラク戦争時のCIAにおけるイラク担当上級政治アナリストだった。この人の報告は現在のイラク侵略論の根拠でもある「イラクは自国のクルド人に対して神経ガスで虐殺を行った。」という論を脅かすものだ。以下はその概要。
* 「ペレティエール氏は1991年に行われたイラクの戦略についての米軍の調査に加わり、クルドについての秘密資料に接することができた。主なガス攻撃はイラン・イラク戦争末期の1988年に起こったが、調査団はクルド人がガス攻撃を受けたという事実だけしかわからなかった。
このガス攻撃の直後にアメリカの国防情報局は、極秘の諜報関係者向けの基本情報レポートを作ったが、この中にはクルド人を殺したガスはイランからのものであったという内容がある。この報告書のことはいままで意図的に無視されてきたようだ。
当時の戦場ではイラン、イラク双方が毒ガスを使用したが、犠牲者の死体の状況からはシアン化合物の反応が見られ、シアン化毒はイランが所有していたことが知られている。一方イラクはマスタード・ガスを使用していたことも知られている。
もともと、この毒ガスの戦場となったハブラヤは、イラクが水資源のコントロールのために大規模なダム施設を作っていた場所であり、これをイランが狙ったことが抗争の原因だった。また、このダム施設に関連してチグリス、ユーフラテス川の水を湾岸諸国およびイスラエルに送るパイプライン計画があったが、これは今になっても完成していない。」
イスラエルは今度の戦争の後にこの水の恩恵を狙っているものと思われる。
もし、ブッシュがマスタード・ガスの為に非難されるならば、ベトナムでダイオキシンを撒いたアメリカはどうなるのだろうか。
明らかに、この諜報組織と軍の調査部によって集められた証拠は「サダムは自国民に毒ガスを使った」という今回の戦争の大儀にもなっている非難が根拠のないものであることを示している。
これをブッシュ、ブレアなどの戦争屋は無視している。
http://www.stratiawire.com/article.asp?id=976