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03/19 16:29 戦時中の台湾で破壊工作 日本統治体制の動揺狙う 外信85
【台北19日共同】第二次世界大戦末期、米中央情報局(CIA
)の前身、戦略事務局(OSS)が、日本の植民地統治下の台湾に
スパイを送り込み、かく乱・破壊活動を行う計画を立案していたこ
とを示す秘密文書が、十九日までに米国立公文書館で見つかった。
OSSが戦時中、中国で対日破壊工作を行っていたことは分かっ
ているが、対台湾作戦の計画が明らかになったのは初めて。日本の
統治体制を動揺させ、米軍の台湾侵攻に道を開くことを狙ったこの
計画は、実行されないまま終戦を迎えたが、戦争末期の米側の対日
戦略を知る上で貴重な資料といえる。
「オイスター・プロジェクト」と名付けられたこの計画に関する
秘密文書を発見したのは、早大政経学部の山本武利教授。終戦翌年
の一九四六年三月五日付文書によると、計画は四四年四月ごろから
始動した。
計画によると、0SSは中国で確保した台湾系中国人十一人を米
国に送り、特殊訓練を実施後、米軍占領下のフィリピン・ルソン島
に住む台湾系中国人と合流させ、四人一組のグループを四つ以上組
織。
潜水艦で台湾東海岸まで運び、上陸後ただちに秘密拠点を構築、
日本陸海軍の軍事施設の情報収集や破壊目標の選定、工作員の補充
など「第一段階」の行動に移るとしている。
さらに台湾侵攻を想定した「第二段階」で、工作グループは破壊
活動とともに情報収集などで軍を支援するとされた。だが、米軍は
フィリピンから台湾を素通りして沖縄に上陸、計画は未遂に終わっ
た。
山本教授は「日本軍は米軍の台湾上陸を想定、防御を固めていた
。マッカーサー元帥は(台湾素通りという)意表を突く作戦で、日
本側を混乱させようとしたのではないか」と分析している。
(了) 030319 1628
[2003-03-19-16:29]
03/19 16:26 米戦略事務局とは 外信86
米戦略事務局(OSS) 第2次世界大戦中の1942年にルー
ズベルト大統領が出した指令に基づいて設置された情報機関。長官
はウィリアム・ドノバン。統合参謀本部の下に置かれ、敵国に関す
る情報の収集と分析、敵の戦争能力破壊工作や心理作戦を行った。
フランスでの対ナチス地下活動、中国での共産軍情報収集、対日包
囲網の強化工作などが知られている。終戦後の45年に解散、いく
つかの組織改編を経て中央情報局(CIA)の誕生につながった。
(台北、共同)
(了) 030319 1625
[2003-03-19-16:26]
03/19 16:14 中国上陸の布石の可能性も 外信87
山本武利・早大政経学部教授の話 第二次世界大戦末期、太平洋
戦線では米軍が勝利する見通しとなっていたが、中国では日本軍が
健闘していた。米側は中国に上陸し、蒋介石の国民政府と協力して
日本軍を挟撃することも検討しており、そのために戦略的に重要な
位置にある台湾攻略を計画したとみることもできる。OSSは、日
本が台湾で堅固な防諜(ぼうちょう)態勢を敷いていることを把握
しており、台湾を攻略するには台湾系中国人を使って内部から破壊
活動を行うのが先決と考えたようだ。(台北、共同)
(了) 030319 1614
[2003-03-19-16:14]